なかなか遭遇したくない現象に、自分以外の人が遭遇してなんとかうまくいったので、自分が同じ目にあった時のためのメモ書きをすることにしますよ。
ただ、結論から言うとなんで治ったかが不明だったりするので、次に機会があれば治った理由まで突き詰めたいけど、同じ状況にならないことを祈りつつ。
ゴールデンウィークなのに出社だなぁと思いながら、朝一番。
一緒に仕事をしている方がPCが起動しないとのことなので、街のPC屋さんも勝手に兼務しているつもりの私目は早速現場に急行。
で、症状を見てみるとHDDが読み込めずに、起動画面で「ケーブルをチェックしろ」というありがたいお言葉と、謎のエラーコードが。
話を聞いてみると、先週まではちゃんと起動していたのに、今日PCの電源を入れてみたら急に起動しなくなったとのこと。
試しに、他のHDDに付け替えて起動してみたところ、HDDをちゃんと認識していたことから、HDDがお亡くなりになったのではということで調査開始。
- BIOSの画面を確認する
- HDDの名前が表示されるところがなぜか空白に
- サイズ等の情報欄がすべて0表示
- うーん、HDDのシステム領域がやられているだけでデータは残っている?
- UbuntuのLiveCDを使ってインストールせずに起動して中のデータを拾ってみる
- 前に別の方がRAIDを組んでいたPCのOSがダメになったときにうまくいったので試してみる
- が、Linuxで起動してもやっぱりHDDが存在していないこと扱いになってしまうのでこの方法は断念
- アプリを使ってみる
- とりあえず、すでに故障しているPCからHDDを取り出して仕事の妨げにならない様にOSを再セットアップしつつ何か方法がないかを調査
- Google先生にお伺いしてみたところ「HDAT2」というアプリをご紹介いただきましたので早速CD-RWに焼き込んで準備
- アプリ経由で起動してみたところ、BIOS画面で名前すら出てこなかったHDDが名前が出るようになりました
- 操作中のピープ音が素敵で意味もなく鳴らしていたら隣の島の人に「何事?」と怪訝な顔をされる
- さらにアプリを使ってみる
- 表示された名前の左側に黄色の!マーク。うーん、他のサイトとかを見てみると故障しているHDDは赤い!が出るとのことなので、いけるかしら?
- 画面下部の状態を見てみると、SMARTはWarningと表示されており、他にも警告的なメッセージが。ただ、BIOSで表示されなかった情報(HDDの容量など)はみられる
- とりあえず「Check and Repair Bad Sectors」を選択してチェックしてみたところ、不良セクタは無い様子。エラーはなかったので数十分でチェックは完了
- S.M.A.R.T Menuを開いてみたら、情報を見ることが出来たのですが別に特別危ない数値が多くなっている様子も無し
- マスターブートレコード周りのチェックもできそうなので早速走らせてみたら、チェックしているすべてのセクターでエラー続発。やっぱりシステム領域が逝かれている様子。しかし、結構な音量のピープ音は脳髄あたりを激しく刺激するためにカウントが120を突破したあたりで中止に。
- やむなく再起動
- 結局ピーピー音を鳴らすだけで何も解決しなかったのですが、別アプリとはいえ今まで読めなかった情報が読めるみたいなので、再度HDDからブートしてみるとなぜか何事もなかったかのように起動しましたとさ
ってなわけで、アプリのおかげか否かは不明ですが、丸一日ご機嫌斜めだったHDDちゃんは夜にやっと機嫌を直してくれたようで、慌てて外付けHDDを取り付けて必要なデータをバックアップ。必要なデータはなんとかサルベージすることができましたとさ。
電源を落とすのがかなり怖いので、必要なデータをとりあえず全部抜き出してしまい、明日はなんとかHDDをまるごとコピーして、作業に師匠が出ない様に出来ればなぁといったところでした。
とりあえず、ご飯ぐらいご馳走してもバチは当たらないでしょうということで、一日かけて修復したHDDの代金はラーメンになりましたとさ。
自宅でこんな状況になったら間違いなく徹夜でどうにかしようとするかと思いますが、別の形で体験して理由はわからないものの結果が出てよかったなぁと思った今日この頃でしたとさ。